「地域の魅力を発掘し、それを内外に伝え、一人でも多くのお客様に来町して頂くこと」
観光協会では交流人口の拡大と地域振興を図るため、観光の総合案内や旅行業及び物産振興、地域情報の発信を軸とした観光振興事業を展開しています。
平成21年に任意団体から法人化し、第三種旅行業を取得しました。
主に町内事業所を中心に会員約140の事業所・個人からなる組織となります。現在25名のスタッフが在籍しており、うちUIターン者が約半数を占め、幅広い世代がそれぞれの強みを活かした事業展開を行っています。
観光協会の事業の柱について
事業は大きく分けて2つの柱(公益事業・収益事業)があります。
公益事業は主に南三陸町の業務委託を受けた観光振興事業です。南三陸町は震災以前から「観光交流を手段にした地域づくり」を展開しており、地域の方に観光をきっかけにこの地域の生活、食、伝統、環境や産業などについてその価値を知り、再認識し、愛着や誇りを持って、楽しく豊かに生活する手段にしてほしいとの想いがあります。
震災後は以前に培っていた地域内ネットワークを活かし、早期の交流事業の再開を実現しています。人口や担い手の減少、一次産業や商工業の販路回復など震災後加速している地域課題に対して観光の力で立ち向かっていくことも震災後の役割となっております。
なぜ観光協会が収益事業を展開しているのか?
震災後は協会独自の収益事業にも積極的にチャレンジし、柱の1つになっています。主催の震災学習プログラムや物販・飲食事業、予約サイトの運営などです。
収益事業によって
・地域内外の人材の雇用や地域の未来を担う人材の育成
・交流事業を持続的に行える組織づくり
を目指しています。
収益事業を展開する理由は組織を持続させ、地域づくりを持続すること。
収益事業と公益事業を両輪として捉え、将来にわたって持続可能な組織、
そして地域をつくっていくことが求められています。